セブのボホール島にはチョコレートヒルズなどの見どころや、口ボック川クルーズなどの楽しいアクティビティがたくさんあります。

その中でも観光客に大人気なのが、世界最小のメガネザル「ターシャ」に会えるスポット!小さくてかわいらしいターシャですが、実は絶滅の危機に瀕している希少種で、会える場所が非常に限られています。

ところがボホール島にはターシャに確実に会える施設があるのです!その場所や行き方を解説します。

※1フィリピン・ペソ(PHP)=約2.1円(2020年6月現在)

ターシャってどんな生き物?

ターシャ

体長たった10センチ!世界最小のメガネザル

真ん丸で大きな目が特徴的なターシャ。「世界最小のメガネザル」と呼ばれ、その体長はわずか10センチメートルほどと手のひらサイズです。

ターシャは夜行性。チャームポイントの大きな目は、夜でも周りがよく見えるように発達しているそうです。眼球は動かせませんが、その代わり首を180度後ろに回すことができ、フクロウなどの天敵から身を守っています。

密猟や森林伐採で絶滅の危機に……

かわいらしいターシャですが、その希少性から過去には密猟の対象に。森林伐採なども原因となって頭数が減少し、現在は絶滅の危機に瀕しています。

ターシャに会いにボホール島の保護施設へ行くことで、入園料が保護活動費用に充てられるなど、支援につながりますよ。

性格は超繊細!ストレスで自殺することも

ターシャはとても繊細な生き物です。環境の変化や温度差をはじめ、仲間と離れたり、人間に触られたりするだけでも強いストレスを感じてしまいます。ストレスを受けると、木に頭をぶつけて自殺してしまうことも。

ターシャに会いに行く際は「触らない」「大声を出さない」など、施設で定められたルールを守ることが大切です。

ターシャに会えるボホール島って?

チョコレートヒルズ

ターシャが生息するボホール島は、セブ島の隣にある島。セブが誇る美しいビーチはもちろん、連なった丘が神秘的な景色を見せてくれる「チョコレート・ヒルズ」など、豊かな自然が広がる島です。

ボホール島で観光客に人気なのは、やはりチョコレート・ヒルズとターシャ。しかしそれ以外にも、楽しみ方はたくさんあります。

  • 竹細工の船で川を下る「口ボック川クル-ズ」
  • サンゴを原料に建築された「バクライヨン教会」
  • スリリングなアクティビティに挑戦できる「チョコレートヒルズ・アドベンチャーパーク」(通称Chap)

ボホール島に行くには、セブ島からフェリーに乗る必要があります。所要時間は約2時間です。

ボホール島でターシャに会える場所は2つある!

ターシャ

フィリピン・ターシャ・サンクチュアリ

ボホール島でターシャに会える場所の1つ目は、コレラ村にある「フィリピン・ターシャ・サンクチュアリ」です。ボホール島行きのフェリーが発着するタグビララン港から、車で約30分の場所にあります。

ターシャに会うには、高い木々に囲まれた森のようなエリアに案内されます。順路を進むと、立っているスタッフがターシャの居場所を教えてくれますよ。

広大な敷地内には、ターシャの生態を調査する研究施設も設けられています。そのためターシャの生態や分布、絶滅危惧種になるまでの経緯、保護活動の成果などを展示しています。

ターシャを見るだけでなく、ターシャについて詳しく知りたい人におすすめの施設です。入場料は1人60ペソ(約120円)。

基本情報

  • 名称:Philippine Tarsier Sanctuary
  • 住所:Tarsier Sanctuary Road, Corella, Bohol
  • アクセス:タグビララン港から車で約30分
  • 営業時間:8時30分~16時、無休
  • 電話番号:0917 303 9839
  • 公式サイト:https://philippine-tarsier-sanctuary.business.site/

ターシャ保護区域

もう1つのスポットが、ロボック村にある「ターシャ保護区域」です。タグビララン港からは距離がありますが、ロボック川クルーズができる場所やチョコレート・ヒルズにも比較的近く、観光に便利な立地です。

先ほど紹介したスポットに比べ小さい敷地ですが、より観光客向けに工夫された施設です。ターシャが住む森のようなエリアでは歩道に高低差がつけられ、観光客がターシャを見やすいよう設計されています

エリア内に立っているスタッフは写真撮影も手伝ってくれるので、ベストショットが撮りたい人に向いているでしょう。

敷地内には売店もあり、かわいいターシャのぬいぐるみなども売っています。お土産にもおすすめですよ!

基本情報

  • 名称:Tarsier Conservation Area
  • 住所:Loay Interior Road, Loboc, Bohol
  • アクセス:タグビララン港から車で約1時間10分
  • 営業時間:8時~17時、無休?

ターシャに会う際の注意事項

ターシャ

ターシャに触らない

上で紹介したようにターシャはとても繊細で、人に触られることが強いストレスになるおそれもあります。余計なストレスを与えないよう、ターシャには絶対に触らないようにしましょう。ターシャがいる木を揺らすのもNGです。

大声を出さない

ターシャは大きな物音でも驚いてしまいます。ターシャに会えるエリアでは、大声を出したり大きな音をたてたりするのも禁止です。ターシャを見つけたら「いた!」とテンションが上がるかもしれませんが、騒ぐのは控えましょう。

フラッシュ撮影はしない

ターシャの写真を撮るのはOKですが、フラッシュをオンにしての撮影は禁止です。ターシャが住むエリアに入る前に、カメラのフラッシュは必ずオフに設定してくださいね。

ターシャに会いに行く方法は?

車

まずはボホール島へ!

セブ島に滞在している人は、まずは「Pier1」という港からフェリーに乗りましょう。ボホール島のタグビララン港に行くフェリーは、1日に20便前後出ています。フェリーのチケットは片道500~600ペソ(約1,050~1,260円)程度が目安です。

ボホール島行きのチケットは売り切れることも多いため、出発時間の30分以上前には購入するようにしましょう。

港からの移動方法1・タクシー

港からターシャに会える施設までは、タクシーで移動すると楽でしょう。ただし、セブのタクシーでは法外な請求被害が多く報告されているため、料金の確認は慎重に。約30分で200~300ペソ(約420~630円)ほどの料金が目安です。

港からの移動方法2・ジプニーやトライシクル

乗り合いバスであるジプニーや、サイドカー付きのバイクであるトライシクルを利用するという手段も。

ジプニーの料金は20ペソ(約40円)程度と安いものの、降りる場所を運転手に申告する必要があり、セブに不慣れな観光客にはハードルが高いかもしれません。

トライシクルの料金は、交渉すると1,000ペソ(約2,100円)ほどで1日中チャーターできます。

港からの移動方法3・カーチャーター

広いボホール島は移動するのが大変。いろいろなスポットを回りたい場合、おすすめなのがカーチャーターです。車1台を丸ごと借りられるので、遠くて行きにくい観光スポットにも確実に行けます。

運転手もついているので、土地勘のないボホール島でもスイスイ移動できるでしょう。自分のペースで移動できるというメリットもありますよ。料金は1台で2,500~3,500ペソ(約5,250~7,350円)程度が相場です。

ツアーに参加すると楽に移動できる!

ターシャに会う方法でもっともおすすめなのが、ツアーに参加する方法です。ボホール島行きのツアーは、ターシャのいる施設を訪れるものがほとんどです。チョコレートヒルズなどの定番観光スポットにも行けるので、ボホール島を丸ごと楽しめますよ。

ツアーのメリットのひとつは、移動手段を手配しなくてもいいこと。ツアーの車が観光スポットまで連れて行ってくれるので、移動がとても楽になるでしょう。

料金はオプションの有無やアクティビティにもよりますが、4,300~7,200ペソ(約9,000~15,000円)程度が目安です。

ボホール島ツアーの流れ

チョコレートヒルズ

ターシャに会いに行くには、ボホール島への日帰りツアーを利用するのがおすすめ。ターシャのいる施設を訪れ、ほかの観光スポットも回れるツアーの一例を紹介します!

AM7時30分~8時30分:ホテルへお迎え

朝は滞在先のホテルまでスタッフが迎えに来てくれます。車に乗って、まずはセブ島の港に出発!

AM9時30分:セブ島の港を出発

セブ島の港からフェリーに乗り、ボホール島に向かいます。フェリーの中は冷房が利いて冷えることもあるので、羽織りものを持っていくといいですよ。

AM11時30分:ボホール島に到着

お昼前にボホール島に到着。迎えの車に乗り、早速ターシャに会いに行きましょう!

PM0時:ターシャに会おう

いよいよターシャがいる施設に到着です。ターシャは体長わずか10センチ。木につかまってジッとしているので、見逃さないよう目を凝らして探してくださいね!

PM1時:ロボック川クルーズに参加しよう

お昼はロボック川クルーズに参加します。竹細工の船の上で食べるランチビュッフェは格別。食後は雄大なジャングルをめぐるクルーズで、ボホール島の大自然を感じましょう。

PM4時:チョコレートヒルズの絶景を見よう

夕方はチョコレートヒルズの絶景を見に行きます。1,000を超える数の丘が果てしなく連なるさまは、生で見ると圧巻

乾期である4~6月ごろには丘がチョコレート色に見えますが、そのほかの時期も緑色できれいですよ。

PM4時30分:アクティビティを満喫しよう

ツアーによっては、チョコレートヒルズ・アドベンチャーパークに行けるプランも。バギーやジップライン、空中自転車などのスリリングなアクティビティにチャレンジしましょう。

PM6時30分:ボホール島を出発

ボホール島を出発し、セブ島の港に向かいます。セブ島に着くのは夜の8時30分ごろ。夜は屋台村に行ったり、スパで1日の疲れを癒したりするのもおすすめです。

まとめ~ターシャに会えるチャンスはボホール島だけ!~

ターシャはフィリピンの固有種のサルで、ほかの国ではまず見られません。ボホール島はターシャの有数の生息地で、紹介した2つの施設では確実に会えるでしょう。とても貴重な機会なので、ボホール島を訪れるチャンスがあればぜひ行ってみてくださいね。

小さくてかわいらしいターシャに会い、ボホール島で最高の思い出を作りましょう!