次の海外旅行先は決まりましたか?「忙しい日々が続いたから、リラックスできる近場のリゾート地がいいな……」と考えている人も多いことでしょう。

アジアのリゾート地として有名なセブ島とバリ島は、いずれも日本人に人気の旅行先。しかしこの2つの島、実は全く異なる魅力をもっているんです。到着してから「イメージと違う!」とならないよう、しっかり比較してから行き先を決めましょう。

※1フィリピン・ペソ=約2.3円、1,000インドネシア・ルピア=約7.7円(いずれも2020年8月)

セブ島とバリ島の比較1. ロケーション

飛行機

セブ島とバリ島の基本情報

セブ島とバリ島は異なる国にあります。いずれも東南アジアですが、セブ島はフィリピン、バリ島はインドネシアの観光地です。

たとえば、セブ島の通貨がフィリピン・ペソであるのに対し、バリ島の通貨はインドネシア・ルピア。公用語も異なり、セブ島ではタガログ語、バリ島ではインドネシア語またはバリ語が話されています。

いずれも世界的に有名な観光地のため、実際は英語で問題なく会話ができるケースがほとんどです。

フライト時間の差は3時間以上!

同じ東南アジアなら、距離はあまり変わらないのでは?というイメージをもたれがちなセブ島とバリ島。しかし、地図で見ると意外に離れた場所にあることが分かります。セブ島よりさらに南にあるバリ島は、日本よりもオーストラリアに近い位置です。

日本からセブ島までのフライト時間は直行便で約4時間半なのに対し、日本からバリ島までは直行便でも約8時間。3時間以上の差があるんです。

移動の疲れや現地での滞在時間を考えると、時間をより有効に使えるのはセブ島だといえるでしょう。時差はどちらもマイナス1時間で、時差ボケの心配はありません。

気軽に行けるのはセブ島

フライトの便数や運賃にも違いがあります。

マクタン・セブ国際空港までの直行便は、成田・大阪・名古屋の各空港と結ばれています。成田・大阪からはフィリピン航空が毎日(名古屋のみ週5日)1便出発するほか、成田からはLCCのセブ・パシフィック航空も毎日1便の運航。

往復運賃は条件により変わりますが、3万~10万円程度です。

一方、バリ島のデンパサール(ングラ・ライ)国際空港までは成田と大阪からアクセスできます。ですが、就航しているのはガルーダ・インドネシア航空のみ。いずれも毎日1便の運航です。ライバルがおらず距離も遠い分、往復運賃も7万~20万円と高め。

中部地方からのアクセスと航空券の安さでもセブ島に軍配が上がります。

セブ島とバリ島の比較2. 楽しみ方

ブランコ

セブ島の魅力はビーチリゾート

セブ島の自慢はなんといってもビーチの美しさ。真っ白な砂浜と透き通るような海が広がり、世界中のビーチ好きを魅了しています。セブ島のリゾートには海洋保護区域をプライベートビーチにもつホテルもあり、ぜいたくな滞在が可能です。

近隣の離島を訪れる「アイランド・ホッピング」も人気。車や船で数時間移動すれば、宝石のような海や手つかずのサンゴ礁を目にできます。

セブ島ではアクティブなマリンスポーツを

アクティビティの中心となるのはマリンスポーツ。パラシュートでジェットボートに引かれ、スリル満点の空中散歩を楽しむ「パラセーリング」が特に人気です。

どこまでも透明な海では、ダイビングも絶対に体験したいアクティビティ。セブ島南部にはジンベエザメと一緒に泳げるダイビングスポットもあります。人懐っこいジンベエザメは、人間の体に触れてくることもあるんです。

泳ぐのが苦手な人も、シュノーケリングで気軽に海を楽しみましょう。浅瀬が多く、少し顔をつけただけでもサンゴ礁や熱帯魚の群れに出会えますよ。

アクティブに海で遊びたい!という方にはセブ島がおすすめです。

バリ島の魅力は緑のリゾート

バリ島にも美しいビーチリゾートがありますが、それ以上に魅力的なのがジャングルやサファリといった緑のリゾート。森や田園の中にぽつんと建てられたホテルも多く、朝は鳥の鳴き声で目を覚ますこともあります。

土着の宗教にヒンドゥー教や仏教が混ざり合った独自の信仰も要注目です。リゾートホテルでは神秘的な儀式やダンスの鑑賞会、レッスンの機会なども提供しています。

バリ島ではリラクゼーション体験を

バリ島では、ゆったりと心身を休ませるようなリラクゼーション体験がおすすめです。

特に有名なのが「ガムラン」と呼ばれる打楽器合奏。大小さまざまなどらと鍵盤楽器で幻想的な音世界を作り上げます。ガムランの音は癒し効果抜群といわれ、その音色とともに瞑想(めいそう)する体験も人気です。

オーガニックのアロマオイルなどをぜいたくに使用する高級スパも、1万円未満で受けられます。疲れた日常を癒したいときはバリ島を選ぶといいでしょう。

セブ島とバリ島の比較3. ベストシーズン

葉っぱ

ともに熱帯モンスーン気候に属するセブ島とバリ島は、年間を通して気温が高い常夏の島。季節は雨季と乾季の2つで、雨の少ない乾季が観光のベストシーズンです。

2つの島には乾季と雨季がほぼ逆に訪れます。お休みの日程と乾季が重なる旅先を選べば、急な雨に見舞われる心配が減りますよ。一般的に次のように季節が変わります。

  • セブ島/乾季:12~5月、雨季:6~11月
  • バリ島/乾季:4~10月、雨季:11月~3月

ただし、雨期でも1日に数回のスコール(急激な雨)が降るのみで、日本の梅雨のように1日中降り続くことはありません。湿度が低く台風もめったに近づかないため、時期を選ばず楽しめます。

セブ島とバリ島の比較4. 物価

コイン

基本的な物価は変わらない

セブ島とバリ島の物価はいずれも日本の3分の1程度(2020年現在)。ミネラルウオーターと瓶ビールで比較すると、以下の通りです。

ミネラルウオーター

  • セブ島:15フィリピン・ペソ(約35円)
  • バリ島:3,000インドネシア・ルピア(約23円)

瓶ビール

  • セブ島:45フィリピン・ペソ(約104円)
  • バリ島:16,500インドネシア・ルピア(約127円)

セブ島のほうが高コスパ?

生活にかかるコストはほぼ変わらないセブ島とバリ島ですが、サービスが高級になるほど価格差が出ます。旅行情報サイトTripAdvisorで、それぞれの乾季の宿泊料金をみてみましょう。

セブ島では、5つ星リゾートホテルの1泊あたりの料金は2万~3万円台がほとんど。バリ島にも同額程度のホテルはありますが、よりグレードの高いホテルも多いんです。よって、1泊7万~8万円台の宿泊施設の選択肢が増えます。

さらに、バリ島でサービスを受ける際にはチップが必須なのに対し、セブ島では原則チップを支払う必要がありません。よって、同じサービスを受けたときのコストパフォーマンスはセブ島のほうが高くなります。

セブ島とバリ島の比較5. 治安

ダンス

どちらも軽犯罪に注意

海外旅行で気になるのは、やはり治安ですよね。どちらも外務省発表の危険情報では「レベル1:十分注意してください」とされています(2020年6月現在)。

いずれもナイトライフが充実し、夜遅くまで楽しめる島。ですが、なるべく派手な服装や装飾品は避け、夜はあまり歩き回らないほうがいいでしょう。

とはいえ、邦人が被害に遭うのはほとんどがスリなどの軽犯罪です。荷物から目を離さない、かばんは前でしっかり抱える、などを意識するだけで、犯罪に巻き込まれる可能性は格段に下がります。

※参考:外務省 海外安全ホームページ https://www.anzen.mofa.go.jp/

散歩するならバリ島のほうが安心

バリ島は観光地として島全体がきれいに整備され、歩いていてもあまり危険は感じません。

一方、セブ島はホテルを一歩出ると雰囲気ががらりと変わり、ボロボロの家が並ぶ集落やストリートチルドレンを目にする機会も多いです。外出する際は、人の多い大通りからは外れないよう注意してください。

まとめ~セブ島とバリ島どちらに行くか

プール

それぞれ異なる魅力をもつセブ島とバリ島ですが、比較すると次のようにまとめられます。

セブ島の魅力

  • 美しい海でアクティブに遊べる
  • 移動時間が短い
  • コストパフォーマンスが高くチップも原則不要
  • 名古屋からも直行便がある

バリ島の魅力

  • 緑の中でリラックスできる
  • 治安が比較的良い
  • バリ島でしかできない異文化体験

 

旅行の目的や予算と照らし合わせ、あなたにぴったりの旅先を選んでくださいね。