フィリピンには市民の足となってくれる乗り物がたくさんあります。電車、タクシー、バス、ジープニー、トライシクル、ペディキャブ(人力三輪車)などどこででも乗り降りできてとても便利です。

フィリピンのタクシーの初乗り料金は40ペソ(約83円)です。20分くらい乗っても、100ペソ(約208円)ぐらいです。2人以上で乗れば他の交通機関よりも安く済みます。

セブ島の日中はとても暑いのでエアコンの効いたタクシーは快適です。

フィリピンのタクシーは比較的安全な方だとは思いますが、タクシーに乗り慣れるまではちょっと緊張しますよね。

タクシーの中は密室だし、被害に遭った話を聞くこともあったので、私も最初のころはなるべく使わないようにしていました。でも乗り慣れればとても便利です。

今回は、私の経験を交えて、できるだけ安全にタクシーに乗る方法をご紹介します。

※1ペソ=約2.1円(2020年3月現在)

セブ島のショッピングモールからタクシーに乗車する方法

ショッピングモール

乗客を乗せてきたタクシーを捕まえる

ショッピングモールなどの人の多いところでタクシーを捕まえるのはとても簡単です。ショッピングモールへ乗客を乗せてきたタクシーを捕まえることが、一番安全で一番楽な方法です。タクシーから乗客が降りたところをサッと捕まえます。

メーターをチェック

余裕があれば、すぐにメーターをチェックしてください。降りて行った客の料金がまだ表示されているはずです。表示されていればこのタクシーの運転手はちゃんとメーターを使ってくれるということがわかります。

近年は悪徳タクシーに対して厳しく取り締まっているので安全な待機タクシーもありますが、待機して客待ちをしているタクシーには乗らないでおきましょう。メーターを使わなかったり、ぼったくられることも多々あります。

現在は「Grab taxi」のような便利なアプリを利用してタクシーに乗ることもできますが、待つ時間や待ち合わせ場所のやりとりなども必要なので、思っていたより時間がかかる点に注意が必要です。

セブ島の人気のないところでタクシーに乗車方法

タクシー

片手を上げてタクシーを止める

客が降りる可能性の少ない通りや人気のないところでタクシーを拾う場合は、片手を上げてタクシーを止めましょう。日本と同様にタクシーに手を上げれば止まってくれます。

注意点

ただしこの手の上げ方に注意です。フィリピン人は片手を肩の高さぐらいに上げて、「1」の指をするように人差し指だけ立ててタクシーを止めます。フィリピン人はタクシーに限らず乗り物全般をこのようにして止めます。

もちろん「はーい」というように頭の上まで手を上げても止まってくれます。しかし、この上げ方だと日本人だということがすぐにばれます。ばれてしまうと、遠回りをしたり料金をカサ増しするなど、ぼられる可能性が高まります

フィリピンには中国語系フィリピン人もたくさんいるため、フィリピン式の手の上げ方をすればすぐに日本人だとはわかりません。

例え日本人だとばれたとしても、フィリピン式の手の上げ方をすれば、フィリピンの生活に慣れた人だと思ってもらえるため、ぼられる率はぐんと下がります。

「地球の歩き方」を片手に「はーい」と手を上げていたら「ここにカモがいます。」と言っているようなものなのでくれぐれも注意してください。

セブ島でタクシーに乗車したら

タクシー

メーターの確認

乗車して行き先を告げたら、運転手がメーターのボタンを押すのを確認してください。押さなければ「メーター、プリーズ!」と言いましょう

それでも押さなければ降りてもいいし、行き先までの料金相場がわかっていれば交渉してもいいです。メーターを使ってくれる運転手が一番いいのですが、急いでいるときにまた降りてタクシーを探すのも面倒なので、私はいつも交渉していました。

一概に「交渉=ぼったくられる」というわけではありません。行き先までの相場がわかっていればその金額から交渉を始めて、相場+10、20ペソ(25~50円)くらいで落ち着けば良しとしていました。

セブ島は渋滞がひどいので、時間帯によっては交渉の方がお得な気がします。チップの前払いと思い、値段が大幅に変わらない範囲で交渉しましょう。

セブ島のタクシー運転手との会話

運転

フィリピン人はとてもフレンドリーです。タクシー運転手もおしゃべり好きが多く、いろいろと話しかけてきます。

まず最初に絶対聞かれることは「どこから来たの?(なに人?)」です。これはあいさつのようなものですから気持ちよく応対してあげましょう。

「日本人」と本当のことを言っても言わなくてもいいと思います。私はよく「韓国人でしょ?」とか「その顔は絶対中国人だ。」とか言われるので、「すごい、なんでわかったの?」と言って最後まで韓国人や中国人に徹するときもありました。

たまに中国語や韓国語で話しかけられてばれるときもありましたが、それはそれで笑いに変えて会話を弾ませます。こんなことで怒るフィリピン人は絶対いません。

私の友人は会話を弾ませたくないタイプだったので、この質問をされるといつも「ブータン」と答えていました。地理に弱いフィリピン人が多いので、聞き覚えのない国を出されるとそれ以上は突っ込めず、会話も自然となくなります。

セブ島のタクシー運転手の失礼な質問

出身地を聞かれた後は、3大タブー質問をしてくる運転手が多いです。その3つとは「年はいくつ?」、「給料はいくら?」、「太っているね。体重は何キロ?」です。

もしかしたら3番目の質問は私だけかもしれません。でもフィリピン人は人の体型のことをやたら聞きたがります。

いきなり面識のない人にこんなことを聞かれたら「なんて失礼な!」と思いますが、彼らにとっては普通の質問で、失礼なことを言っているつもりはありません。

ここは怒らずに、本当のことを言っても言わなくても、問題はありません。ただムキになったり、怒りだしてはいけません。ケンカに発展して危ない目に遭う可能性もあります。冷静に対応してください。

セブ島でタクシーから降車するとき

セブ

細かいお金を用意

タクシーを降りるときはメーターに表示されている額を払いましょう。細かいおつりは返ってこないことが多いです。

例えば70ペソの料金を100ペソで払った場合はお釣りが20ペソだけ返ってきたり、細かいお金がないと言ってお釣りが全然返ってこなかったりします。

タクシーに乗る前には、細かいお金を用意しておくことをおすすめします。とても良くしてくれた運転手さんには是非チップを料金に上乗せしてあげてください。

通報することも可能

反対に嫌な目にあったら、タクシー会社と車のナンバーを控えておいて降車後にタクシー会社に通報することもできます。

忘れ物の確認

もしタクシーの車内に忘れ物をしてしまった場合は、タクシー会社に連絡して尋ねることもできますが、忘れ物はほとんど帰ってこないと思った方がいいでしょう。

過去に大金の入った袋の忘れ物を警察に届けて表彰されたタクシーの運転手がいます。つまり忘れ物を届ける運転手はかなり稀だということです。

グーグルマップを見ておく

運転手がわざと遠回りをしてメーターを稼ぐ時がありますが、行き先の道のりがわかっている場合は乗ったときにどの道を通っていくか最初に指定してしまいましょう。

または逐一「そこまっすぐ行って。」「そこ曲がって。」のように指示を出してください。遠回りを避けるためにはグーグルマップで行き方を事前に調べておいた方がよいでしょう。

目的地と違うところに降ろされたらどうしようと不安な人もいるかもしれませんが、これはフィリピンにおいて滅多にないと思います。

お金に関しては汚いところがありますが、それ以外はフィリピン人は本当に親切で、困っている人を助けようとします

道がわからないからといって途中で降ろされることもないでしょう。万一何かの誤解で違うところに降りてしまったら、周りのフィリピン人が助けてくれるはずです。その時は勇気をもって周りの人に助けを求めてください。

まとめ

全体を通してフィリピンで安全にタクシーを利用するためには、堂々としていることが大切です。ぼったくりをするタクシーの運転手は乗客全員にぼったくりをするわけではありません。ぼったくれると思った相手にぼったくるのです。

なるべくフィリピンの生活に慣れているように見せることが安全の秘訣だと思います。

私も最初の1年目はぼったくるタクシーに乗る確率が多かったのですが、2年目からはほぼなくなりました。私自身の見かけが変わったとは思わないのですが、慣れた雰囲気が体からにじみ出ていたのかもしれませんね。

ごくたまにタクシー強盗に遭遇して銃やナイフを突きつけられたときは、騒がず、抵抗せずお金を渡してください。下手に抵抗すると命が危ないです。

タクシー強盗は運転手とグルになっていて、車が止まったときに2~3人で乗り込んできます。

車通りの少ない夜遅い時間はなるべく乗車を避けたほうが無難です。深夜タクシーを利用しなければいけない場合は、車の内側からロックを忘れないように気を付けましょう。

最後にフィリピンのタクシーは自動ドアではないため、自分で開けて乗車しロックをしてください。降りるときも開けっ放しで行ってしまわないよう気をつけてください。