フィリピンの小さな島であるボラカイ島は、世界から注目を集めるリゾート地。そんな有名観光地にもかかわらず、実は空港がありません。

ボラカイ島に行ってみたいけれど、どうやって行けばいいのか分からない……と悩んでいる人のために、セブ島からの行き方を徹底解説。特に、多くの人が拠点とするセブ島から訪れる方法を説明しています。ボラカイ島が誇るホワイト・ビーチの魅力もあわせてご紹介します。

※1フィリピン・ペソ=約2.3円(2020年8月)

ボラカイ島のここがすごい!

ビーチ

アジアで最高のビーチ

フィリピンの首都マニラと、日本人にも人気のセブ島の中間地点にあるボラカイ島。アジアでも特にビーチが美しい島として知られており、セブ島と合わせてフィリピン有数の観光地となっています。

2020年にも島内のホワイト・ビーチが、旅行情報サイトのTripAdvisorで「アジアのベストビーチ」に選定されました。どこまでも続く真っ白な砂浜と遠浅の海は圧巻の美しさです。

徹底した景観管理

以前からビーチ好きの間で有名になっていたボラカイ島は、観光客増加にともなう深刻な環境汚染に悩まされていました。

これを受けて2018年、政府が半年間のボラカイ島閉鎖を決定。島内やビーチを徹底的にきれいにし、環境保全のための設備も整えました。新たな条例も設け、美しい海を守るために全力が尽くされています。

ボラカイ島へのアクセス1:カティクラン空港

飛行機

ボラカイ島への2つの玄関口

環境保全の観点からボラカイ島には空港がなく、隣のパナイ島からのボートでしか到達できません。パナイ島には2つの空港があり、いずれもマクタン・セブ国際空港からの便が飛んでいます。ここでは、それぞれの空港経由でのアクセス方法をご紹介します。

カティクラン空港経由でアクセスする

ボラカイ島への玄関口として造られたのがゴドフレド・P・ラモス空港です。以前の空港名「カティクラン空港」でよく知られているため、この記事ではこちらの名称を使用します。マクタン・セブ国際空港からカティクラン空港へは、計3社が就航しています。

  • フィリピン航空(フィリピンのフラグシップ・キャリア)
  • エアアジア(マレーシアのLCC)
  • セブ・パシフィック航空(フィリピンのLCC)

全て合わせると毎週40往復以上の便があり、セブ島からの所要時間はおよそ1時間。運賃は航空会社やシーズンによって片道4,000~20,000円程度です。

カティクラン空港に到着したら

カティクラン空港の到着ロビーには「Southwest」と書かれたカウンターがあります。これは、カティクラン空港からボラカイ島のホテルまでダイレクトに送迎してくれるサービス。料金は全て込みで700フィリピン・ペソ(約1,610円)です。

ボートターミナルのカティクラン港からはSouthwest専用ボートに乗れるため、待ち時間も減少。ボラカイ島のタンビサン港にはおよそ10分で到着しますよ。

自力で移動することも可能ですが、時間・金額を考えるとSouthwestのサービスを利用するのがおすすめです。

自力で行く場合

Southwestのサービスを利用しない場合の行き方は以下の通りです。

カティクラン空港で荷物を受け取ってゲートを出たら、空港の敷地外まで進みます。待機しているトライシクル(バイクタクシー)に乗ってカティクラン港まで行きましょう。運賃は一律50フィリピン・ペソ(約115円)、所要時間は15分ほどです。

カティクラン港に着いたら、窓口でボート乗船料などを支払います。このとき渡された書類にパスポート情報などを記載します。乗船料は諸税を含めて125フィリピン・ペソ(約288円)です。

タンビサン港に着いたら、待機しているトライシクルに乗ってホテルに向かいましょう。料金は100~150フィリピン・ペソ(約230~345円)が相場です。

注意1:行きと帰りで港が変わる

ボラカイ島からカティクラン空港へ向かう際は、来たときと港が変わるため要注意。ボラカイ島を出発する港はキャグバン埠頭港で、パナイ島のカティクラン桟橋港に着きます。これはカティクラン空港の到着ゲートと出発ゲートが正反対の位置にあるためです。

整理すると、[行き:カティクラン港→タンビサン港][帰り:キャグバン埠頭港→カティクラン桟橋港]となります。現地のドライバーたちも理解していますが、念のため頭に入れておいてくださいね。

注意2:帰りは時間に余裕をもって

帰りの運賃も、諸税含めて125フィリピン・ペソ(約288円)。ボートは5分おきに出航しています。カティクラン桟橋港からカティクラン空港までのトライシクル料金は75フィリピン・ペソ(約173円)です。

所要時間はボートとトライシクル合わせて30分ほどですが、飛行機のチェック・イン時間などを考慮して早めに移動しましょう。

ボラカイ島へのアクセス2:カリボ空港

空港

カリボ空港経由でアクセスする

カリボ国際空港は、パナイ島のメイン空港。マクタン・セブ国際空港からは以下の2社が就航しています。

  • PAL EXPRESS(フィリピン航空傘下)
  • フィリピン航空(フィリピンのフラグシップ・キャリア)

移動時間がかかる

カリボ空港を利用する場合も、カティクラン港からタンビサン港にわたるルートは同じ。ただ、カリボ空港からカティクラン港はおよそ70キロメートル離れているため、乗り合いのミニバンで1時間程度の移動が必要です。

ミニバンのみの料金は200フィリピン・ペソ(約460円)、ボート乗船料込みの値段は250フィリピン・ペソ(約575円)です。

カリボ空港でミニバン+ボート乗船料を払っても、カティクラン港で諸税を支払う必要があるため、最終的な料金はミニバン+ボート+諸税合わせて450フィリピン・ペソ(約1,035円)となります。

カティクラン空港がおすすめの理由

以前のカティクラン空港は小型飛行機専用だったため、通常の飛行機でのアクセスはカリボ空港に限られていました。しかし、2016年にカティクラン空港の拡張工事が完了。現在ではカティクラン空港からのほうが、早くそして安くボラカイ島にアクセスできるようになっています。

マクタン・セブ国際空港からの各空港までは所要時間・運賃ともにほとんど変わりがないため、基本的にはカティクラン空港の利用がおすすめです。

ボラカイ島に着いたらホワイト・ビーチへ

ビーチ

ホワイト・ビーチとは

全長7.5キロメートルほどのボラカイ島の西側に、4キロメートルにもわたって広がる砂浜がホワイト・ビーチ。その名の通り真っ白な砂が特徴で、素足で踏んでも全く痛くないほどさらさらです。

遠浅の海はクリスタル・ブルーに輝き、いつまでも見飽きることがありません。パラソルの下で砂浜に寝そべり、心ゆくまでぜいたくな時間を過ごしてくださいね。

3つのステーションに分かれるビーチ

広大なホワイト・ビーチは3つの「ステーション」に区分けされています。ステーション1は最も奥まったところにあり、静かにリラックスしたい人に最適。

ステーション2はボラカイ島の中心地に近くにぎやかな雰囲気です。このエリアにレストランやバー、市場などが集まり、ショッピングやナイトライフも楽しめる繁華街になっています。

ステーション3は最も港に近いエリアですが、こちらも喧騒から離れて落ち着いています。ダイビングなどのマリン・アクティビティをするならステーション3がおすすめ。ここからタンビサン港・キャグバン埠頭港までは、ともにトライシクルで15分程度です。

ボラカイ島での注意

ビーチ

ホテルの予約必須

フィリピン政府は、ボラカイ島に一度に滞在できる人数を制限しています。入島前の審査で政府公認の宿泊施設の予約をもっていることを確認できなければ入島できないため、ホテルなどは事前に予約しておきましょう。

航空券の購入時に宿泊先を尋ねられますが、この時点で宿泊先を決める必要はありません。Southwestのサービス申込み時、またはボート乗船時に宿泊先を尋ねられますので、それまでに予約が完了していれば大丈夫です。

日帰り旅行の場合は、帰りの航空券の予約情報を提示できるように準備しておきましょう。

砂を持ち帰らない!

ボラカイ島ではビーチの砂を持ち帰らないよう、国から注意が出されています。実際に砂をボトルに詰めて持ち帰る観光客が後を絶たず、このような行為が繰り返されると砂が枯渇するおそれが指摘されたためです。

ビーチを彩る真っ白の砂は、4万年もの長い歳月をかけて作り出された貴重なものです。貴重な景観を守るためにも、砂浜はボラカイ島だけで楽しんでくださいね。

まとめ~空港整備でアクセスが容易になった!

海

真っ白な砂浜と透き通る海に囲まれた小さな島は、まるで楽園。一度は行ってみたい絶景リゾートです。

カティクラン空港の拡張工事が完了し、セブ島からのアクセスも格段によくなったボラカイ島。その美しい光景を堪能し、リラックスしてみてはいかがでしょうか。